怪談に学ぶ、『声』の力。

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プロフィールをご覧いただいた方は既にご存知かと思いますが

私は、ちょっと不思議なことが好きです。

好きというか、興味津々というか、あり得る話だなって信じるタイプですo(´∀`)o

とは言え、プチ不思議体験が1つ2つある程度で
ムムッ(`・ω・´)と何か感じるわけでも無し、見えぬ聞こえぬ、むしろ鈍感なタイプ。

ただ、「あった方が楽しいだろうな」とか「無いとは言い切れない」とかいうものは
基本的に”ある”と信じていくスタンスでやっております。

多分、昔からです。
妄想想像力たくましい私には、ワクワクする楽しみの一つなのです(´∀`)

それ故に、ただ不思議なだけでは無い、いわゆる怪談なんかも時々聞きます。

ただし、怖がりです。

お化け屋敷とか絶対行かない。ホラー映画も絶対見に行かない。
TVのホラー番組は、主にテーブルを見つめ、周辺視野で見る。
心霊スポットなんて生涯行かないと誓っている。

そのくらい怖がりですが、怪談は聞いちゃうんです。
人の体験談を聞くことで、見知らぬ世界を覗き見る、くらいの距離感です。
うーん、腰が引けているのがよく分かる距離感ですねヽ(´∀`)ノ

そんな私と不思議話について、語ろうと思えばまだ語れるのですが
このブログの趣旨から大脱線する予感がビシビシ伝わってきますので(゚∀゚)
ここは一応、声を扱うサービスをする者として綴ってみたいと思います。

そう。この怪談というのも、『声』を使って届けられています。

『声』あらゆる作品を彩ることができますが、怪談も例に漏れず、ですね。

夏場はTVなどでもよく放送されていますし、好き嫌いは別にして
皆さんも、一度や二度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

もちろん、話の内容や語っていく構成も大事ですが
それをお話しする方、各々独特の語り口には、文字で読む以上に
緊張感や恐怖、ドキドキを一層際立たせる力がありますよね。

目で見る以上に、耳で聞く方が臨場感を感じ、ゾゾッ(;゚д゚)と背筋が震えます。

『声』にはリアルな息遣いを伝える力があるのだと感じる一例です。

それだけに、この例の逆。

話の内容は怖いものの、聞くとあまり怖く感じないこともあります。

以前、友人と食事に行った際

「彩ちゃんが好きな、怖い話あるよ!」と言われたことがありました。

「何だと(゚∀゚)」と当然のように食いついた私。

しかも知人の実体験だと言います。

なんというリアリティ!

ますますテンションの上がった私は、期待に満ちて詳細をお願いしました。

話はこうです。

ある日の夕方。
友人は、住まいであるマンションへ一人、歩いて帰っていました。

そこは、管理人さんの部屋だけが半地下から造られており
マンション全体から飛び出すような形で、屋根が別にあるそうです。

歩いてマンションに近付いていく内、何気なく見ると
その管理人さんの部屋の屋根に、何か
ボールのようなものがあることに気付きました。

変なところにあるな、と思いながら近付いていくと……

「よく見たらそれ、ボールじゃなくてだったの!」

「おお!?」

「それでびっくりして、見ないようにマンション入って……」

いやちょっと! もうマンション入っちゃうの?」

「は?」

「その顔ってどんななのか、もっとちゃんと!!
もうそのまんま人の顔だったのか、ボールに顔が付いてる感じだったのか!
どんな表情だったの? 男なの女なの?
びっくりだけって、まさかそんな淡白な反応だけの筈が」

あーもううるさい!
彩ちゃんが途中で邪魔するから、オチが台無しになったじゃん!」

「あ…ご、ごめん、つい気になって……。
ちゃんと聞くから、そのオチまで話聞かせて?」

「もう話の腰折れちゃったよ!」

「ごめんなさい! どうか続きをお聞かせください!
マンション入って、それで?」

「……急いで3階の自分の部屋に行ってから
やっぱり気になって、窓から下の屋根の方を覗いてみたの」

「勇気!」

「そしたら、何も無くなってた」

「わ! それでそれで?」

「は? それでおしまいだよ!」

「え……まさか、オチって……それ?

「そうだけど?」

…………… オ チ !!

この友人の話は、よくよく考えればゾッとしますが
当時は気になる所だらけで、全く怖くなかったことを覚えています。

せっかく実際に体験したなら、もっと細かく語ってくれたっていいじゃない。

箇条書きで話さず、もっと感情こめて伝えてくれたっていいじゃない。

そんなこんなで、いろいろ訴えた結果、友人からは
「もうあんたには話さない」と言われる始末となりましたが。・゚・(ノ∀`)・゚・。
怪談をちょこちょこ聞く私には、とても勿体なく思えてしまったのです。

もちろん、友人同士の話ですから、そこまで本格的に語る必要はないでしょう。

しかし、本気で伝えるべく語ること友人に話す感覚とでは

伝わってくる息遣いリアリティがまるで違うことを

痛感する経験となりました。

技術や熱量を持って『声』を使えば、作品は一層存在感を増します。

それは怪談だけでなく、CMやキャラクターものでも同じですね。

今あるものを、より一層魅力的に
より一層視聴者へ訴えかけるものに進化させる。

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それが『声』の力なのではなかろうか、と感じています。

そんなことを、怪談を聞きながらも考えたりしています。

あ、怖い話だけじゃなく、ほんわかする不思議な話も大好きですよ!

むしろそっちの方が大好物なくらい
天使さんや妖精さんの話も、全力で信じていくスタンスです♪o(´∀`)o

もし面白いお話をご存知でしたら、是非教えてください^^

コメント

  1. 有馬 純 より:

    一宮さん
     怪談を聞くのが好きで稲川さん、ファンキー中村さん等のトークを聞いてきたのですが、ひょんなことで怖い話・都市伝説で一宮さんの朗読を聞く機会を得ました。一宮さんの朗読は声の質、登場人物の演じ分け、間の取り方等、全ての面で他の方と比較して最高でした。特に落ち着いた声の質がすばらしいです。朗読が終わってしまったのはとても残念です。また何かの機会でお声を聞けるのを楽しみにしております。プロの声優としてのご活躍をお祈りしております。ありがとうございました。

    • ayaichimiya より:

      有馬様
      コメントありがとうございます! 怪談繋がりで、朗読をお聴きくださったのですね。素敵なご縁に心から感謝いたします。少しでもお楽しみいただけたのなら、有馬様のひと時を豊かに出来たのなら、本当に声優冥利に尽きます。そしてお声をくださったことに、心から感謝申し上げます。お声を励みに、今後もどんどん声を届けてまいりますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。